中堅マンションディベロッパー穴吹工務店が会社更生法の申請を行った。サーパスブランドでテレビCMも随分流れていましたね。

マンションが極端に売れないなかで、社内の
深刻な揉め事があったという。
これでは社員は救われないわ(T_T)
確かに、ここ一年で首都圏で販売されたマンションは一年換算で約4万戸。
最盛時04年が8万戸であるからほぼ半分。市況は非常に悪い。
(一方で供給戸数が少ないという事情があるが)
失業率が高まり、様々な企業で希望退職と称した
「首切り」が行われている。
マンションの購入資金は頭金を除けば、将来の収入の中から捻出される。
いつ自分の身に降りかかってくるかもしれない災厄を前に、
マンションの購入という
人生でもっとも大きな買い物 に対する
食指が動きにくい事は、容易に想像が出来る。
(本当はもっと大きなものがあるのですが、ここでは言えません^^;)
穴吹工務店はこれから再建のためのスポンサー探しが始まる。
社長をはじめとして現在の経営陣は総退場となる。
残る従業員の給与も大幅にカットされるであろう。
残れない従業員には冬の冷たい風の中での職探しが待っている。これが資本主義で言う倒産であり、ある種自然淘汰ということも出来る。
それにつけても
日本航空である。
なぜこの会社だけは政府による救済を受けるのか理解に苦しむ。金融機関はまだしも、普通の事業会社である。
穴吹工務店と同様に会社更生法の申請をして一度きちんと倒産させればよい。
新会社を立ち上げ優良資産をそちらに移し、レガシーコストはそのまま残せばよい。
それは米国のGMがとった手法と同じである。GMも健康保険と年金という二つのレガシーコストが大きく足を引っ張った。
この二つの問題を放置したことが世界最大の自動車メーカーを市場から一旦
退場させることになったのである。
日本航空とは数度仕事をしたことがあります。
よく言えばおっとり、悪く言えば官僚的で効率を考えない組織と感じました。
こういう企業は市場からいったん退場させないと再び同じことが起きる。
これは会社の
企業体質だからです。
さらにGMと同様にレガシーコストが莫大にかかる。OBの年金である。
年金は現役時代の約束どおりに支払われるのが法に照らしても正しい。
しかしこの低金利時代に4%もの運用益というは全く理解に苦しむ。こうなる前にいくらでも手を打てたはずである。
今日までこの問題を解決できず、放置し、倒産寸前の状況を作り出した責任。
これを
経営責任という。
百歩譲って、
1、日本のフラッグシップ(米国ではパンナムがとっくにつぶれてますけどね^^;)
2、地方不採算路線を事実上政治から押し付けられている
を考慮しても、
国が法律まで作って救済するという、全く理解に苦しむことがまかり通ろう
としている。
現経営陣の総退陣、
企業年金の大幅カット、
従業員の給与の大幅カットこれくらいのことは要求したい。
わからない。なぜJALは守られるのか。
ま、政治家の子弟がたくさんいるというのが本当の理由だとしたら悲しい。

賭けてもいい、この会社はいずれまた同じ問題を繰り返す。