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本物そっくりの文化財

4月15日の「クローズアップ現代」の特集。

千利休ゆかりの聚光院にある狩野永徳の国宝の襖絵、世界遺産の銀閣寺にある襖絵など、
京都の一級の文化財が最先端のデジタル技術で複製品に置き換わっている。劣化が進む
文化財保存の新たな手法として注目を集める一方で、本物が見られなくなることや本来
の目的を超えた商業利用が広がり、議論を呼んでいる。


とんでもないデジカメ4億3000万画素と高精度プリンターによって実現した、とのこと。
特に日本の文化財の場合、紙に書かれているものが多いため痛みがひどく、芸術品の
保存状態を守るためにやむを得ずとった処置らしい。本物は美術館の保存に理想的な
環境下に置かれている。

このこと事態は私はあまり問題点は感じない。本物は美術館に見に行けば良いのであって、
お寺ではその雰囲気を楽しめれば良いと思う。実際に素人目にはほとんど区別がつかない
らしい。京都の気候は、夏は高温多湿、冬は盆地に特有の厳しい冬と、美術品にとって
過酷でしょう(その昔4年ほど住んでいましたのでよく分かります^^;)。

問題は一回コピーをとってしまうと、デジタルの特徴である複製がいくらでも出来て
しまう、と言う点にある。著作権者が誰なのかも問題ですね。作者はとっくに死んで
いるから問題外。お寺のもの?たとえば美術品を写真にとって本を作ったとすると
その著作権者はおそらく写真家になる。そうすると今回のケースでは複製を担当した
「大日本スクリーン印刷」ということになる?

実際に複製が販売されているらしい。ある老人ホームが「雷神」のコピーを購入し、
ロビーに展示していた。お年寄りは大喜び。番組では絵に手を合わせて拝んでいる
姿が映っていました。この他にもさる富豪のお宅の天井に二条城の天井からとった
コピーが飾られていました。images[7]


でも、そのお値段、500万円^^;。

今は一品一品手作りで作っているからこのお値段になるらしい。しかし、今後量産化
ノウハウが広まれば一気に十分の一位の値段になるかも。

これが問題だ、と番組は指摘していました。ヨーロッパではコピー事態を禁止して
いる。例外はあるけどね。WEBではこんな紹介もされています。ダ・ヴィンチの
「最後の晩餐」です。細部まで見えるようにと160億画素!
http://www.haltadefinizione.com/en/


私は、良いんじゃない?と言う立場です。デジタル社会がもたらした新しい文化だと
感じます。悪用を避けるために電子透かしを入れたり、実寸より5%くらい小さくしたり
する技術を利用できると思います。大体、「狩野永徳」の本物が今時突如としてが出る
わけはないし(笑)、だまされる人はいないでしょう。

それよりそのコピーに100%の税金をかけましょう。租税金はもちろん全て文化財の
保護に使われるというのはどうでしょう?もしくは新しい芸術家の育成に使ってもよい。

私なら大好きな「フェルメール」の「真珠の耳飾りの少女」のスーパーコピーが自分の
部屋に飾れるのなら、●●万円くらいなら出すぞ(笑)。多分無理だけど。images[6]


既に音楽の世界ではCDとして過去の名演奏が売られています。それとそんなに違わない
話だと思いますが。違う?(笑)。
フルトベングラーの第九を部屋で楽しむと言うことと何が違うんだろう?
(この点については素人なので異論反論をお待ちしております)

では、
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2件のコメント

[C134] 難しく考えるのはよそう!

単純に「絵画の複製」だと考えると、
以前から、複製は作成されて販売されていた。
(画集になったり単品であったりはしたが)

それが、「技術の進歩」により、
これまで考えられなかったくらい「本物に近い」複製になった
ということじゃないの?
どのあたりまでが普通の印刷物で、
どのあたりからスーパーコピーと考えるかは、
ちょっと判断が難しいとは思うけれど・・・

これまでよりも本物に近い複製を、
  ・手軽に楽しめる
  ・場合によっては適価で入手できる
という「良い時代になったものだ」と考えたい。

「フルトベングラーの第九を部屋で楽しむ」場合でも、
少しでも「原音に近い音」で楽しみたいと思うのと同じじゃないのかなぁ。
  • 2008-04-25
  • Oichan
  • URL
  • 編集

[C135] スーパーコピーは

とんでもない画素数のデジカメ(スキャナー)と
和紙に印刷するとんでもない(笑)プリンター
の技術で可能になったそうです。

まだ、新しい話ですね。

全くのその視点をいれませんでしたが、
「偽物に囲まれて神聖なる文化財がそれでよいのか」
と言う視点もありました。

朽ち果ててぼろぼろになるのを黙って見ている
よりは、私は人類共通の宝として保存を優先
させるべきではないかと思います。

ちょっと難しく考えすぎ?^^;

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