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ホンモノとそうでないもの

日曜日、部屋の片づけをしながらレコードを聞いていた。

懐かしい。サイモンとガーファンクル。
Parsley,Sage,Rosemary and Thyme (1966年)00aSG.jpg


面倒なのだが、ビニール袋から取り出し、針を置く。

あれっ!?

こんな音だっけ。音楽がごしゃっとつぶれた感じ。
一つ一つの楽器の音が曇りガラスを通して聞いているような。
あれ~~さすがに66年の録音じゃダメか。

再びレコードの整理

おや?同じアルバムがもう一枚。
わかりました。

念のためターンテーブルに乗っけ、聞きました。

00aSG.jpg
(このくらい差がある)(笑)。

全くの別物。
音は鮮烈で、楽器の分離もいい。コーラスが美しく昇っていく。

この違いはなんだと思います?

もったいぶらずにばらします。
一枚目は 日本でプレスされた日本版
二枚目は オリジナル。アメリカで出された初版物


違いが有るのは知ってはいましたがやはり驚かされました。

今回500枚近くをディスク・ユニオンに引き取ってもらいましたが、
高値をつけてくれたのは全てオリジナル版だけ。
日本国内版は20円(T_T)。

でもそれくらい音が全く違うのです。

なぜそんなに差があるのかは、昔のレコードの作り方に差があった
からだそうです。CDと違い、ビニールをぺったんぺったんして作る。
手焼き煎餅のイメージ(笑)。

で、問題は日本に来る時点で、マスターテープではなくマスターのコピー
が持ってこられ、そこから日本版のマスターを作っていたらしい。
基本的にアナログではコピーを重ねるごとに音質は落ち、ノイズが増える。


さらにスタンパーと呼ばれる型押しが次第に磨耗することもあるそうです。
ゆえにオリジナル版は特別な価値を持つものとして珍重されます。

サイモンとガーファンクルに関しては数年をかけて
オリジナルのファーストカットを集めました。
その中に以前に手に入れた日本版があったがために冒頭のような騒ぎ
が起きました。

デジタルに変わってCDではそんなことは無くなった、と思われるかも
知れませんが、不思議ですが違いがあるんです。
物理的な問題では、CDの素材によって音が変わります。
ソフトではリマスターをするときのエンジニアによって変わるようです。


ガラス素材で作られたCDを聞いたことがありますが、ぶっ飛ぶくらい違います。
普通のポリカーボネイトで作られたものと比べると分かります。
ただそいつ、一枚20万円です(T_T)。お借りして聞きましたがさすがに無理。

0aglass.jpg

ホンモノとまがい物

000arecord_20110117163222.jpg

たまにはレコードもいいもんです。
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